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人工クラゲオブジェで出発した<浮遊体アート>不思議系現代アートに進化中 癒しの水槽インテリアとしてレストラン・ホテル・ショールーム等で活躍しています


 

トンネルの展示場所も

この展示会場では、布とのインスタレーション展示とは別に、トンネルのような展示会場を設営してもらって、その中でブラックライトで光る作品を展示してもらいました。灯りが少ないので写真写りは良くないのですが。


着物の展示会に

これは、着物の展示会で設置した例です。後ろにΦ60型、前に3台Φ35型を置いています。布のインスタレーションは、布の専門の方が来られたのですが、水槽の設置よりはるかに時間のかかる大変な仕事だなと感じました。


関西医大に置いてもらいました。

Φ35型を置いていただいている、この健康科学センターは、関西医大滝井病院にあった頃に、はじめて原始的な浮遊体アート(マドレーヌ1号)タイプを置いてもらったのでした。そしてそれが新聞の1面に載ったことで、インテリア人工クラゲとして知られることになりました。



健康科学センターの先生に気に入っていただいて、新しい病院でも置いていただけることになったのです。

これからインテリア設置例を紹介していきます

これからしばらく、浮遊体アートインテリアの展示例を載せていきたいと思います。
まずは、関西医大枚方病院の健康科学センターに置いてもらっている、Φ35型水槽です。

新工房の建築はじまる

新工房の建築がようやくはじまりました。



なかなか着工できずにいた、浮遊体アートの新工房ですが、
ようやく土地の地盤改良が終わり、
基礎工事がはじまって、ほっと一息です。

展示ギャラリーの中に、
秘密制作工房が浮いたような感じで、おさまっているという、
ちょっと不思議なスペースになりそうです。

展示場所がやっときまりました

新工房内で、新作発表会を行う予定だったのですが、
役所の建築許可がなかなかおりずに、工事着工が大幅に遅れています。
しょうがない、更地に屋外水槽展示で、
青空バックに浮遊体を泳がせるかと思っていたところ、
なんと急遽、大阪南港ATC内に、
70坪の大きな常設ギャラリーを借りることができました。
ここで新年の作品発表をすることにしました。
毎日、この広いギャラリーの展示準備で走り回っています。
とりあえず、新年の浮遊体アート展のお知らせを!!

〜Gallery 浮遊FACTORY 浮遊体アート展のお知らせ〜

2007年1月7日(日) 〜 2007年1月28日(日) 12時ー17時
浮遊体アート展 「white & black」

於:大阪南港アジアトレードセンター(ATC)内

新作の浮遊体アートをご用意いたしております。
「Picotte」「GradationU」「生まれ出づる形I,U,V」

Gallery 浮遊FACTORY  ATCビル ITM棟 4階4-H-1
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10

ぜひお立ち寄りください!!

あちこち行ってました

ずいぶんブログをご無沙汰してしまいました。
工房案もあれから紆余曲折ありました。
その話は、またいずれ。
この数ヶ月、海外にあちこち行ってきました。
ニューヨーク、パリ、ロンドン、上海。



この写真は、パリのCINEAQUAという、
映像とロボットとアクアリウムの博物館に、
浮遊体アートを展示したところです。
場所はシャイヨー宮の敷地内でエッフェル塔のふもとです。

CINEAQUAのホームページ
浮遊体アートを紹介してもらいました

くねくねの工房

駒井さんの考えてくださった新工房案の2です。
こちらは、どこに向けて進化していくかわからない
浮遊体アートのイメージで、
不思議にくねりくねりとうねった工房案です。



訪ねてきてくださったお客さんは、
浮遊体アートを見ながら、
工房内を回っているうちに、
ずいぶんと浮遊感を感じてくださることでしょう。
働いているスタッフも、迷ってしまうかもしれませんが・・・。

2006年06月13日(Tue)

やぐらつき新工房

ここまで、ずっと今の工房事情を書いてきたのですが、
ようやく、新工房の話に・・・
さて新案の一つ目です。
火の見やぐらのような・・・新工房
駒井貞治さんという建築家の作ってくれた案です。



「アイデアにつまったとき、塔に昇って遠くを見ると、すっきりしそうですねえ」

必要に応じて、どんどん広げていけるよう、
かたつむりの殻みたいに、外に向かって増築できます。

駒井さんは、僕が昔やっていた、くねりバーや、
浮遊代理店というギャラリーの
設計をしてもらった建築家です。
くねりバーは、学生用アパート4畳半をバーに改造するという、
おどろきの設計で、
浮遊代理店では、ギャラリーの中がなんと全部階段という、
すさまじい設計で、
はじめて来るお客さんたちをびっくりさせました。
その頃は、まだ独立したばかりの若いお兄さんでしたが、
今では大学の建築の先生になってしまいました。

水中で赤いバラの花が泳ぐ!

少し仕事の話を・・・
プラスチック工場の中に借りているこの実験棟では、
主に展示会に出す前の
水槽の照明テストなどをしています。
最近できてきた、ちょっと新しい色の浮遊体がこれ!




暗い空間で、不思議に光る浮遊体が主だったのですが、
明るい場所でも、あざやかに見えるものがほしかった。

水中で赤いバラの花が泳ぐ!
そんなのを作ってみたいのです!!

なんと近所の会社の中に実験工房を借りました

モノ作りしている人と話していると、
どうしても「作る場所がなあ・・・」という話がでてきます。
でも、まあ、ぼやいていても仕方がないわけです。
僕のモットーは、
場所がなければ、なんとか探す!
借り代がなければ、なんとか稼ぐ!

と、いうわけで、近所のあいていそうなアパート、一軒屋はあたりつくしたこともあり、
なんと、近くにある会社に、「あいてる部屋あったら貸してもらえませんか」
と、頼んでみることにした。
ここは、れっきとした上場企業で、
かなり広い敷地に工場があるんです。
たぶん、あいてる部屋くらいあるだろうと思って、
紹介もなしに、のこのことお願いにいきました。

総務部を教えてもらって、
開いた場所あったら貸してもらえないでしょうかねえ・・・と聞いてみたら、

最初に出てきてくださった担当の方は、
へ? という感じで、驚いておられました。
ここぞとばかりに、浮遊体アートの紹介をして、
なんとか上の方に、話をつなげてもらえるようにとお願いしました。

まあ9割がた駄目だろうなあと思っていましたが、
なんと、あっさり、工場の責任者の方からOKの返事が・・・

最初は1ヶ月の約束でしたが、
延長してもらって、今は半年の延長契約をしています。

ほんとラッキーです!!


ベトナムてい

その次の拡張先はなんと池の上
法務局で調べても、ここは番外地になっていて、地番はありません。
僕の自宅から徒歩1分の便利さです。
たたみをめくると、なんと下は亀の泳ぐ池!!
陽射しの強い日など、畳の隙間から天井に零れ落ちる、
波紋がなんとも、いとおかし といったところです。



夏など、窓をあけて、一杯やっていると気分はもうベトナム!!
カの多ささえ気にしなければ、ほんと気持ちのいい場所です。

ベトナム亭と名づけて、水槽の部品倉庫、組み立て場所にしています。
あまりに気に入ったので、隣があいたらすかさず借りて、
ベトナム亭No.2 としました。

クラゲはどこで作るのですか?? と聞かれたときに、
「いやあ・・・下の池で養殖して、網でとってるんですよね」

そんな風に答えて、煙に巻くのにも便利です。
中には本当に信じてしまう人もいるのがこわいところです。

別荘実験室発見!

自宅の物置小屋がスタートでしたが、
作っているものが、すこしずつ売れ出して、
そのうちに自宅の居間で作るようになり、
寝室の一部や押入れを改造して、
その中で作業をするようになり・・・

場所も拡張しないと、新しい実験もできなくなってきて、
近くで、1軒、家を借りようと思いました。

不動産屋さんを通すと高くつくので、
自転車で近所を走り回り、
空き家を探しては、地図にマークをつけ、法務局で持ち主を調べる・・・
一夏をそんな風に近所の空家マップを作って過ごしました。

世の中には自分と違って、ありあまる場所を持っていて、
眠らせたままにしている人が意外と多いことを知り、
たとえ使っていなくても、借りるということは、
なかなか難しいものだということがわかりました。

ある路地の裏を回ったところで、
背の高さほどの雑草に埋もれた
庭付きの家を見つけました。




調べてみると大家さんは90歳のおばあさんでした。
お願いしてみるとなんとも快く
僕のお願いした条件で貸してくださることになりました。
このおばあさんのおかげで、
新しいタイプの水槽の開発をぐっと加速することができました。

想芸館では、この場所を別荘実験室と呼んで、
今も使わせてもらっています。
裏手が山なので、しょっちゅうムカデが出たり、スズメバチが巣を作ったりしますが、
それさえ気にしなければ、なかなか居心地のよいところです。

浮遊体は物置で生まれた

新工房の建設の話の前に、
これまでの工房を紹介してみたいと思います。

さて、この小さな、3畳一間の物置小屋は、
浮遊体アートの発祥の地です。



ここに小さな作業机と手作りの製作工具や
一回に数体の小さな浮遊体しか造ることのできない、
小さな設備を運び入れて、
一人で試行錯誤しながら制作していました。

今は、浮遊体の試作品置き場になっています。



まあ、こういった場所をTV取材のときとかに、
僕は普通に見せてしまうのです。

そのときTVで紹介されたビデオを、
浮遊体アートに興味を持ってくださった、
あるデザイナーに見てもらったことがあります。

世界10大デザイン事務所に選ばれたことのある、アランチャンデザイン
のアランチャン氏です。

「あなたは、素晴らしいものを作っているのだから、
紹介の仕方を工夫したほうがよくはないですか?
夢のあるものを作っているのだから、
夢のあるところで作っている、そういう見せ方をするのが
大事なのではないですか?」

確かにそうです。

まあ、でも、趣味からはじめて、ものを作っていくのに、
とても恵まれた人でもない限り、贅沢な場所は望めません。

こういう物置小屋からはじめていく、
これが現実です。

次回展覧会は・・・

次の浮遊体アート展覧会場は新生浮遊FACTORY工房です!!
期間は2006年12月18日から2007年1月21日まで。
なんとまだ半年以上先の話なんですけどね。
早くお披露目したい作品もあるのですが、
まだ新生浮遊FACTORY工房、建てるのこれからなんですよ。

いまのところあるのは、草ぼうぼうのただの更地。
ここにどんな工房をたてるのか。
そして工房内ギャラリーでどんな展覧会をするのか。
はたして、今年の年末までに建っているのか???
まだまっさらの白紙状態です。
これから楽しみながら、アップしていきたいと思います。

つかみどころのない略歴

浮遊をキーワードに略歴を書いてみましたが、
ほんとうにつかみどころのない生き方をしているなあと思う。

この浮遊略歴に、普通の履歴書を重ね合わせてみるともっと、わけがわからなくなる。

●大学は工学部の資源工学科というところを卒業(砂漠で石油を掘ったりすることを教える学科)
●その後、電気メーカに入社 エネルギー関連の研究所に配属される
●研究所で人工筋肉関連の研究テーマを立ち上げるものの数年後打ち切り
●退職後、美術ギャラリーと飲食の複合店舗 浮遊代理店を立ち上げる



その後、浮遊体アートをメインの仕事にしていくのだけれど、
夜更けにふと、どうしていま自分は、こういう仕事をしているのだろう・・・
と思うことがある。
数年前までほんと、浮遊体アートを作って生きているなんて、思いもよらなかったですから。

アートは言葉から生まれる・・・その3



そんな経験を基にして、

「記憶の捏造」という
「詩」を書いてみたのです。





        記憶の捏造                     
奥田エイメイ



なぜあなたはくらげをつくるのですか?


子供のころから海にあこがれて・・・
すきとおった素材がすきだから・・・
親父が水槽狂いだったんですよね・・・
くらげに思い入れなんてありません仕事ですから・・・


くらげ屋のわたしに
幾度も繰り返し放たれたこの問いかけに
問われた数だけ答えを産み出してきたけれど
問いかけにむけて放たれた 
色とりどりのわたしの声たちは
いまでは記憶の底の闇にすっかりとにじんで
あれも 
これも
もう見分けがつかない


おはえはほんとうにくらげなのですか?


夜更けに
くらげ抜く型を暖めていると
それはいつか正月の空に放った凧のようにも見える
そもそもわたしは 水中パラシュートの開発をしていたのだ
いやいや舞台の実験水槽を泳ぐ 古代のタコをつくろうとしていたのだ
それはたんぽぽの種のように 青い空から舞い降りてきたのだ
いや雨上がりのキノコのように かび黒い地面から生え出してきたのだ
暖かくもつれた記憶の地層から
ある夜 
無数の菌糸がしみだして花開き
わたしの水槽をいきいきと泳ぎだす


どうしてわたしはくらげをつくるのだろう?


けだるい昼寝から覚めた夕立の頃は
たまり水の記憶がわたしをさそう
父と行った海辺の潮溜まりを 逃げ遅れたタコが泳いでいる
沼でつかまえたおたまじゃくしが ひからびた水槽を抜け出していく
かび臭い実験室のビーカーを 高分子化合物の破片がゆらめいている
「水槽を洗ってから遊びに行け!」
父の声にふりかえると
たどってきた道筋はとっぷりと夕暮れて
声を出したはずの父の姿はもうどこにもなく
生まれたばかりのわたしの息子が
水槽のきらめきをのぞきこんでいる


いつしか

はるか水槽のかなたから

たどってきた道筋は夜明けをむかえ

記憶のこたえは未来と同じ

無限の可能性に満ちている





さて、
詩を書いてみると
だいぶ形が見えてくるのです。
こんなイメージです。

アートは言葉から生まれる・・・その2


ん??記憶の捏造・・・
作品の題名としてはなかなか面白いな・・・となります。

でも、それで作品の絵としてのイメージが、
どんどんと浮かんでくる!!!
わけでは・・・
残念なことに、全然ありません。

頭の中は、まだ、

カラッポ・・・

です。

そこで、
「記憶の捏造」を・・・題材とした、
文章を書くのです。


文章から形のイメージを
どうやって引き出してくればいいのか・・・

ところで、「記憶の捏造」を、制作した頃、
僕は、いろんな人から、
ある言葉・・・ある質問を、
投げかけられることが多かった、

その言葉、質問 とは・・・
「なぜ、クラゲ型のオブジェなんですか? 
(クラゲをつくろうと思ったのですか?)」
という質問でした。

問いかけに対して、
いろんな記憶をまさぐっているうちに、

クラゲオブジェの起源が、
たったひとつの記憶によって、
説明できるものではないことがわかってきた。


特にテレビや新聞のインタビューに対しては、
わかりやすい切り口で答えることを求められるので、
自分の記憶の片隅に埋もれていた、
キーワードを引っ張り出してきて
整理して、磨きをかける・・・
といった作業もすることになりました。

そうするうちに、
クラゲオブジェの起源は、
複数あることに気がついたのです。


そんな経験を基にして、
「記憶の捏造」という
「詩」を書いてみたのです。

アートは言葉から生まれる・・・その1


なんと、ここまで、
技術的な話ばかりしてしまいました。
浮遊体アートの材料は、
アートの素材として使われたことのない、
新しいものですし、
駆動させたり特殊照明を用いたりと、
表現に至る以前の技術的課題が多いので、
自然に技術的な話が増えてしまうのですが、

アートですから、
もちろん表現したいテーマがあるわけです。


表現について書きはじめると、
とめどがなくなるのですが、
できるだけ簡単に説明してみます。

僕の作品作りテーマのひとつが、
「ゼロから むりやり 産み出すこと」
つまり
「捏造」です。


ネタなんて最初からないんだから、
無理して搾り出すんです。


捏造シリーズでは、
「記憶の捏造」、「生命の捏造」といった作品を作ってきました。
そして、今回の「重力の捏造」と続きます。


例えば、
3年ほど前に制作した「記憶の捏造」は、
どうやって生まれたのかを、
思い出して書いてみます。

僕の場合は、
表現したい形というものが、
まず頭にあるわけではありません。

アートの天才なら、
表現したい形が、
パッ パッ パッ と
次々浮かんでくるのかもしれないけれど、
僕の頭の中は、
形については、何もない・・・空っぽ


カラッポ!

なんです。

だから、まず言葉からしぼりだす・・・

さいしょに、言葉ありきです。


手順としては、
こうです。

自分の感覚に引っかかってくる
普段、収集しておいた気になる単語・・・
時間、記憶、光、生命、重力・・・
といった単語を
テーマである「捏造」にくっつけてながめていきます。


時間の捏造
記憶の捏造
光の捏造
生命の捏造
重力の捏造



といった風に。

ん??記憶の捏造・・・

作品の題名としてはなかなか面白いな・・・となります。 





絵の具やキャンバスをつくることから その3


浮遊体アートの動きの命は、
駆動装置です。

この駆動装置、
不思議な動きを生み出す割に、
装置そのものは、
一見むちゃくちゃ簡単そのもの!!

でも、いい動きを生み出すためには、
これまた意外と時間をかけて、
水流装置を調整かけていく必要があるのです。

水の流れというのは、まことに予測が難しい・・・
物理的には、
月に宇宙船を着陸させるための軌道計算をするよりも、
今、目の前をこぼれていく、牛乳の流れだとか、
タバコの煙の行く先を予想する方が、
はるかに難しいとのこと。

僕が以前の会社に勤めていた頃は、
ワークステーションの前に座り、
コンピューターで流体解析をしていましたが、
今はそんな贅沢な環境はありません。

基本的に、試作をしては、
考えられる、様々な調整を繰り返す
トライ アンド エラー マシーンの
T君にがんばってもらうことになります。


冬に近づく、寒い時期ですが・・・
T君には肩まで水につけて、
配管装置の調整をしていただきます。
とにかくトライ アンド エラーの繰り返しです。

この開発は、
LEDみたいに、高価な部品がないのが救い!

Tクン、君の人件費だけですから、
思う存分
トライ アンド エラー してくれたまえ!!

風邪ひかないようにね!!


開発のポイントは、
シンプル イズ ベスト!


たとえ浮遊体アートでいい動きが出せていても、
難しいやり方で、複雑な配管で、
あれこれやりまくって、
動いているのなら、
いったんやり直して、
シンプルな答えを探しなおしです。

後で再現できないような、
複雑な答えは、答えではない!

シンプルな答えが出せているか?

へ? こんな、アホな、仕組みで動いてるの???

アホか!と人に言われるくらい、簡単な仕組みを考え出す頭が、
最も賢いのです。


さて、Tさんには、この額縁型水槽のアイデア段階から、
ずっと関わってもらってきています。

アイデアから設計
試作品の手直しから、
照明、駆動装置の調整まで、
何から何までとことんやってもらいます。

この額縁型水槽の基本概念を、
徹底的に頭と体に染み込ませ、
この仕事は俺がやった!!
と、自信を持って言えるようになってもらいたい!!

それにしても・・・

なんで夏の暑い時期に、LEDのハンダ付けやねーーーん

そんで、なんで、冬の寒い時期に、水中作業やねーーーん


T君よ・・・
大将の段取りが悪いと、
スタッフに無駄な苦痛を味あわせることになる、
そのことも、よく覚えておいてくれたまえ・・・



制作は!
段取り一番!!






絵の具やキャンバスをつくることから その2


さて、薄く設計しないといけない
額縁型水槽の照明システムですが・・・

薄くしないといけない割には、
果たすべき役割が多いのです・・・

(1) 浮遊体アートを発光させる近紫外線のライト
(2) 水槽内の明るさを増すためのブルー系のライト
(3) 水槽の背面から背板のステンドグラスを照らすホワイト系のライト

照らす方向も違えば、向きも違う
この3種類のライトを、
限られた空間に押し込めないといけません


薄型化なら、やはり
流行のLED(発光ダイオード)でしょう!!!
と、いうことで、

近紫外発光LED、白色LEDと、
やまほどLEDを買い込んで、
連日Tさんに、
ハンダゴテ振り回してもらい、
LEDの照明試作機つくりました。

去年の夏の暑い時期のことでした。

でも評価の結果は、
かなり暗い・・・

なんかぱっとしない・・・

LEDは日進月歩で
明るい素子が出てきているのですが、
まだまだ蛍光灯には
明るさの面で及んでいません・・・
発熱も少なく薄くもできるところは、
ほんと、いいのですが。

「ん、今回は、LEDあきらめよ!!」

と、僕。
想芸館で開発したものでなく、
買ってきたもので組み立てる以上、
基本性能出せなかったら、
いくらあがいても無理です。

LED技術が進んで、
明るい素子が出てきた頃を見計らって
再トライすることになるでしょう。

Tさん・・・試作の山を前に、
ハンダゴテ手にして呆然・・・
お、俺の、ひと夏の苦労が・・・
お、俺の、月給よりも、はるかに高価な
LEDの試作機が・・・・

その後、蛍光管に切り替えて、
開発続行!!

その結果は、
うーん・・・
まだ答えは出ていません・・・

今夜もTさんの照明修行は続く・・・

それにしても、照明奥が深いよなーーー

お問合せありがとうございます。


お問合せいただき、ありがとうございます。

後ほどメールにてご連絡させていただきます。



送信フォームに書き込まれたメールアドレスが

間違っていますと、ご連絡ができませんので、

想芸館からのメールが数日経ってもないようでしたら、

再度お問合せいただくようお願い致します。



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絵の具やキャンバスをつくることから その1


重力の捏造の技術的ポイントはまだまだあります。

今回、額縁型水槽をはじめて試作してみたのです。
額のなかで「動く不思議な絵? 彫刻?」にする・・・
というのがコンセプト。

うまくいけば、浮遊体アートの表現力を発揮できる
強力な可能性を秘めたキャンバスになるはずです。
でも詰めていかなくてはいけない課題がまだまだたくさん・・・

浮遊体アートについては、
素材の開発もゼロからはじめてきたのですが、
なかに入れる水槽の開発もゼロからの出発でした。

いわば原始人が草の実をつぶして、
絵の具にしてみたり、
描きやすい岸壁をさがして、
キャンパスの原型を作ってきたようなことを
しているわけです。


さて、額縁型水槽の原案ですが、こんな感じです。



この原案から作り出していくのに重要な点は、
額縁水槽の額の部分をいかに薄くすることができるのか?
です。

分厚くデザインするのは、簡単で、すぐやれますが、
薄くデザインするのはとても難しい。

なぜかというと、

浮遊体アートには、直接見せるのを避けたほうがいい、
二つの避けられない要素があり、
その要素の隠し場所に、
額の幅を使いたいのです。

その二つとは、
「照明装置」と「浮遊体アート駆動装置」。

額の部分に、これら二つを仕込んでしまうのですが、
(あえて、見せてしまう・・・という筋で考えることもありますが・・・普通は見せない)

えーかげんに設計すると、
とんでもなく分厚い額になってしまい、
まことにカッコ悪いのです。


この2つの装置をいかに薄くするのかがポイントです。

どうすれば、いい感じで動く薄いコンパクトな水流システムが汲めるのか、
どうすれば、表現力豊かで、しかも薄いコンパクトな照明システムが組めるのか、

この課題に対しては、もう2年くらい前から取り組んできています。

額縁型水槽つくりの制作の担当は
建築系出身のTさんと芸大出身のSさん。

二人でなかよくやってもらっていましたが、

数ヶ月前、なんと・・・
浮遊FACTORYへの出勤途中に、
Sさんがバイク事故に!!!

危うく浮遊体アート殉職者を出すところでした・・・

Sさんがバイク事故で入院して以来、
僕からのプレッシャーが、
Tさん一人にかかることになり、

なんだか、Tさん
日に日にやつれてきているような・・・

でも彼は将来デザイン系の事務所を構えたいという
夢をもっているので、

彼のためを思って、
容赦なくしごいています。


もしかして・・・
僕のストレス発散もかねてる???のかも

こんなこともやれる!を伝えたい!!


浮遊体アートのある本格的な飲食店をつくってみたい!
食べながら、飲みながら、リラックスして、浮遊体アートを見てほしい!


といってもこれまで、事例がないわけではないのです。
例えば、この写真のレストラン。



ここは店のオーナーさんが、たまたま読売新聞の1面に載っていたのをみかけて、
電話をくださったのです。
「水槽入れるつもりで、こんな設計してるんだけど、この場所に8角形の水槽はいりますかね?」

このときは、こういう8角形の水槽をやったことはなかったのですが、
なんとか、工期の間に実験しながら設計して、なんとかおさめることができました。

こんな風に、
たまたま、TVのセットでみかけた・・・とか、
新聞の記事で見てくださって・・・

「なんですか、これは・・・面白そうだけど、店舗に入れられますか」

という感じで電話をかけてきてくださる・・・

「今、もう店舗の設計は進んでいて、この空きスペースがちょっと寂しいのですが、置けそうなものできます・・・?」

といった、内容の質問が一番多いです。

そういうお問い合わせに対して、僕らはもちろん「やれます!!」
「ここには、こんな浮遊体アートを置くのがいいですよ!」と、提案できます。

でも、やはり、やるからには、まっさらの設計段階から、提案したい!

そのほうが、きっと店舗にとっても素晴らしいものができるはず!!


自然に、マスコミの取材を受けて、
記事からたどってきてくださるお客さんの要求に自然に答えて・・・
といった仕事を主にしてきたので・・・

記事やTVに出ている内容だけじゃなくて・・・
浮遊体アートでは、もっとこんなことができる、
こんな可能性がある
というのを、きっちり伝えてこなかった・・・のですよね。

浮遊体アートで、
こんなことができる!!!
こんな不思議な空間の店ができるはず!!!

というのを整理して考えて、
この連載で伝えていきたいと思います。

まずは念じることから・・・


浮遊体アート美術館を作りたい!!

ずいぶん前から、ずっと思ってきました。

最初に、この浮遊体の原始材料の端っこに
バリみたいについていた、ぴらっとした薄膜が、
ビーカーの中で揺れながら落ちるのを見て、
なんてきれいなんだろう・・・と思ったんです。

はじめのうちは、不細工なもの作り続けて・・・

えぇ?? こんにゃくつくってんの??」

「はぁ?? 趣味もほどほどにしときや!!」


言われながら、
できるに違いない、
見たことのない世界、
見せたい伝えたいものは、
もう、わさわさわさと頭の中にわきあがってきていて・・

浮遊体アート美術館、絶対にできるはず!!

うまく伝えられない自分がもどかしい。

でも、伝えられないなんて、言ってはいられない。
アートはコミュニケーションだと思うのですよ・・・
伝わらないアートは、自分のなかで発酵していくだけだし・・・

でも、人に伝える前に、まずは自分に本当に伝えないと・・・

と、いうことは・・・
まずは念じることからなんですよね。

浮遊体アート美術館作るぞ!!!
浮遊体アート美術館作るぞ!!!
浮遊体アート美術館作るぞ!!!


「おまぇさあ・・・ちょっとやばい宗教家っぽいとこあるよなあ」

親友にそう言われるのですが・・・





デジタルデータなのにアナログ? その3


では、どうするか・・・
東京から帰ってから、考え込んでしまいました。

(1)現状維持のまま、ずるずると・・・データをねだりつつ・・・発注している間に、技術の育つ糸口つかめるかも???
(2)深さ制御ができれば広がる用途を他にも探してきて、なんとかその気になってもらえないか???
(3)開発費用をこちらで負担して、なんとかやってもらう・・・青天井だろうな・・・
(4)どこか別会社で、面白がって、開発費用関係なしに、のめりこんでくれるような、酔狂な社長さん、探すかー???
(5)いっそのこと、うちで開発するか!!!・・・儲けて新工房作って、設備を買うか!

結局は自分のところでやるしかない!!!・・・
そうだ・・・うちで開発するか!!!


一人でもりあがって、考えている横で、
スタッフのOさんが、
しこしこと詳しいデータシートのフォーマットを作ってくれています。

「しつこく発注書にデータシートつけとけば、
そのうち出てくるかも」


粘り強く対応してくれるスタッフがいると、
未来に希望が持てます・・・

それにしても・・・

型づくりから悩んでしまっていますが・・・
本題の課題は、どうやってこのぐにゃぐにゃ、ぐじゅぐじゅの材料に、
細密な模様を転写するのか???
というところにあるのです。


でも、それは、制作のマル秘部分。
Oさんの奮闘は、
想芸館の極秘重要機密事項なのです。


複雑にからみあった課題ですが・・・
残念ながらここには書くことができません・・・

前途多難!

苦あれば楽あり!!
と思いたい・・・





まずは僕の浮遊歴を・・・


まずは僕の浮遊歴を・・・

<奥田エイメイ浮遊歴>

「人体」「言語」「日常」「空間」「物体」の
浮遊をテーマに活動中

1970年  大阪万博で動く歩道に乗り興奮を味わう

1980年頃 はしごに登り非常なる興奮を味わう

1990年頃 「人体の浮遊」ロッククライミングに熱中する 

その後5大陸最高峰を目指し、
ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカに遠征。
浮遊に必要な術はすべて山で学んだ

1992年頃 「言葉の浮遊1」小説を書く

<うたたね>、<まなざし>、<南島物忘れ紀行> 

1995年頃 「言葉の浮遊2」芝居の戯曲を書く

<耳かき屋ひゃん>、<移動観覧車>、<戦湯番台ジャック>
演劇実験室「浮遊代理店」を結成

1999年  「日常の浮遊」学生下宿を異空間に変換する「四畳半くねりバー」を運営

2000年  「空間の浮遊」「四畳半くねりバー」を奈良に移転、
「工事現場バー」を経てカフェ&バーinギャラリー「浮遊代理店」を開く

2001年  「物体の浮遊」浮遊体アートの制作を本格化。浮遊体アート制作工房「浮遊FACTORY」をつくる

2005年  奈良の浮遊代理店の移転先を模索中

と、いったところです・・・

2005年11月14日(Mon)

浮遊体アートコレクション

浮遊体アートコレクションにつきましては、
来る2005年12月5日(月)から始まる
HYATT大阪「重力の捏造」展にて
新作お披露目をいたします。
ぜひ、ご来場ください。

代表 奥田エイメイのご紹介

1964 奥田エイメイ、大阪に生まれる。




背景を飾った細密画 クライマックスシーン
舞台のセットです 大道具の時計

1990年代 --- 現代演劇の舞台演出に携わっていた想芸館代表の奥田英明(浮遊体アートの発明者)が、舞台美術として、水槽の中で不思議な輝きを放つ未知の生命体を表現したいと考えたのが、浮遊体アートの生まれるきっかけとなりました。
そのころ仕事としては電気メーカの研究所で人工筋肉を研究するテーマを立ち上げ、テーマリーダーとして研究に打ち込みました。テーマ創出期に自ら学んだ様々な材料に対する基礎知識が、後に浮遊体アート製作の基礎となりました。電気メーカでは10年間勤務し、その間、研究開発・特許作製の仕事を行なってきました。




浮遊代理店の表 浮遊代理店の階段
1999年 --- 平成不況によって研究テーマは打ち切りになり、それを機に退職。美術ギャラリー浮遊代理店を設立。ユニークなギャラリー設計や運営方法が話題を呼び、様々なメディアで紹介されていきます。ギャラリーに集うアーティスト・デザイナーらからの刺激が奥田エイメイのアート活動の力の源泉になっています。




浮遊代理店のカフェ・バー
浮遊代理店の階段側ギャラリーの裏側カフェ・バーのスペースに置いた浮遊体アートの原型がクラゲそっくりで面白いと評判を呼び、徐々に口コミで広がっていくきっかけとなっています。




マドレーヌ1号
1999年 --- マドレーヌ1号が完成。 水中パラシュートのような形状を狙っています。水よりも少し比重を軽く調整した浮遊体アートが傘を開いて、ゆったりと水中を上昇します。このマドレーヌ1号は毎日新聞の1面で紹介されました。




マドレーヌ3号
2001年 --- マドレーヌ3号が完成。 スカート状の薄膜が美しい仕上がりです。読売新聞の1面を飾り、NHKのニュースでも紹介されました。




マドレーヌ3号 大賞を受賞
2001年9月 --- マドレーヌ3号が大賞を受賞。
大阪インターナショナルギフトショーに出展して、新製品コンテストで大賞を受賞しました。




空の星から生まれたマドレーヌ3号 空の星から生まれたマドレーヌ3号 空の星から生まれたマドレーヌ3号
キノコから生まれたマドレーヌ3号 キノコから生まれたマドレーヌ3号 キノコから生まれたマドレーヌ3号
2003年1月 --- 記憶の捏造展
浮遊体アートの進化の2種類の過程
 (1)空の星から生まれたマドレーヌ3号
 (2)地面から生え出したキノコから生まれたマドレーヌ3号
をパラレルワールドとして展示しました。




韓国10年後展 キムヨンチュル教授とのコラボレーション作品
2003年8月 --- ソウル市主催の現代アート展に、浮遊体アートが招待されました。浮遊体アートのオリジナル作品と共に、キムヨンチュル教授とのコラボレーション作品が展示されました。




沙羅双樹 直径35センチ水槽での展示
2004年1月 --- 生命の捏造展
マドレーヌ3号を最小単位とした、様々な生命の形を展示しました。




誰でもピカソでバトル優勝! 誰でもピカソでバトル優勝! 誰でもピカソ出品作品
2004年8月 --- TV東京系「たけしの誰でもピカソ」
アートバトル2004 第2回大会でみごとチャンピオンの座を勝ち取りました。




神戸市長賞 記
2005年5月 --- 第32回AU芸術国際ベネチアビエンナーレ選抜展
原田の森ギャラリーにて出展。
神戸市長賞をいただき、ベネチアビエンナーレ出展への切符を手にする。
2005年6月10日〜6月15日の期間、ベネチアにて出展いたしました。

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