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仕事以外のこと 日常の雑多なできごと


 

新工房の工事状況 その1

新工房の工事ですが3月以来まだかかっています・・・形を作りながら、次の一手を考えるというところもあって、大工さんも大変です。でもやっと外の工事にかかってきました。これは塀の部分。



最初にできあがったのは新工房の倉庫部分。今まであちこちに点在していた別荘実験室とかベトナム亭付近に置いていた倉庫だけがもう引越ししてきました。中にはたくさんの試作用水槽だとか・・・浮遊代理店で使っていた食器などがたくさんあります。



新工房の写真はちょっと出し惜しみしたい感じで、なんか載せられない・・・もうちょっと完成して、照明入れてきれいに撮って載せたいと思っています。
そんなわけで、新工房の空き地で工事監督しながら、作っていたスイカとメロンの写真など・・・もう食べてしまったので実もありません・・・



これでは、あんまりなので、出し惜しみしたいというところなんですが、面白い部分の模型だけ載せてみます。浮遊がテーマなので、空中に浮かぶ浮遊FACTORY代表室がこんな感じの模型でできてきています・・・。



来週は、この浮かぶ浮遊FACTORY代表室の工事進捗状況を・・・


新工房の建築はじまる

新工房の建築がようやくはじまりました。



なかなか着工できずにいた、浮遊体アートの新工房ですが、
ようやく土地の地盤改良が終わり、
基礎工事がはじまって、ほっと一息です。

展示ギャラリーの中に、
秘密制作工房が浮いたような感じで、おさまっているという、
ちょっと不思議なスペースになりそうです。

くねくねの工房

駒井さんの考えてくださった新工房案の2です。
こちらは、どこに向けて進化していくかわからない
浮遊体アートのイメージで、
不思議にくねりくねりとうねった工房案です。



訪ねてきてくださったお客さんは、
浮遊体アートを見ながら、
工房内を回っているうちに、
ずいぶんと浮遊感を感じてくださることでしょう。
働いているスタッフも、迷ってしまうかもしれませんが・・・。

2006年06月13日(Tue)

やぐらつき新工房

ここまで、ずっと今の工房事情を書いてきたのですが、
ようやく、新工房の話に・・・
さて新案の一つ目です。
火の見やぐらのような・・・新工房
駒井貞治さんという建築家の作ってくれた案です。



「アイデアにつまったとき、塔に昇って遠くを見ると、すっきりしそうですねえ」

必要に応じて、どんどん広げていけるよう、
かたつむりの殻みたいに、外に向かって増築できます。

駒井さんは、僕が昔やっていた、くねりバーや、
浮遊代理店というギャラリーの
設計をしてもらった建築家です。
くねりバーは、学生用アパート4畳半をバーに改造するという、
おどろきの設計で、
浮遊代理店では、ギャラリーの中がなんと全部階段という、
すさまじい設計で、
はじめて来るお客さんたちをびっくりさせました。
その頃は、まだ独立したばかりの若いお兄さんでしたが、
今では大学の建築の先生になってしまいました。

なんと近所の会社の中に実験工房を借りました

モノ作りしている人と話していると、
どうしても「作る場所がなあ・・・」という話がでてきます。
でも、まあ、ぼやいていても仕方がないわけです。
僕のモットーは、
場所がなければ、なんとか探す!
借り代がなければ、なんとか稼ぐ!

と、いうわけで、近所のあいていそうなアパート、一軒屋はあたりつくしたこともあり、
なんと、近くにある会社に、「あいてる部屋あったら貸してもらえませんか」
と、頼んでみることにした。
ここは、れっきとした上場企業で、
かなり広い敷地に工場があるんです。
たぶん、あいてる部屋くらいあるだろうと思って、
紹介もなしに、のこのことお願いにいきました。

総務部を教えてもらって、
開いた場所あったら貸してもらえないでしょうかねえ・・・と聞いてみたら、

最初に出てきてくださった担当の方は、
へ? という感じで、驚いておられました。
ここぞとばかりに、浮遊体アートの紹介をして、
なんとか上の方に、話をつなげてもらえるようにとお願いしました。

まあ9割がた駄目だろうなあと思っていましたが、
なんと、あっさり、工場の責任者の方からOKの返事が・・・

最初は1ヶ月の約束でしたが、
延長してもらって、今は半年の延長契約をしています。

ほんとラッキーです!!


ベトナムてい

その次の拡張先はなんと池の上
法務局で調べても、ここは番外地になっていて、地番はありません。
僕の自宅から徒歩1分の便利さです。
たたみをめくると、なんと下は亀の泳ぐ池!!
陽射しの強い日など、畳の隙間から天井に零れ落ちる、
波紋がなんとも、いとおかし といったところです。



夏など、窓をあけて、一杯やっていると気分はもうベトナム!!
カの多ささえ気にしなければ、ほんと気持ちのいい場所です。

ベトナム亭と名づけて、水槽の部品倉庫、組み立て場所にしています。
あまりに気に入ったので、隣があいたらすかさず借りて、
ベトナム亭No.2 としました。

クラゲはどこで作るのですか?? と聞かれたときに、
「いやあ・・・下の池で養殖して、網でとってるんですよね」

そんな風に答えて、煙に巻くのにも便利です。
中には本当に信じてしまう人もいるのがこわいところです。

別荘実験室発見!

自宅の物置小屋がスタートでしたが、
作っているものが、すこしずつ売れ出して、
そのうちに自宅の居間で作るようになり、
寝室の一部や押入れを改造して、
その中で作業をするようになり・・・

場所も拡張しないと、新しい実験もできなくなってきて、
近くで、1軒、家を借りようと思いました。

不動産屋さんを通すと高くつくので、
自転車で近所を走り回り、
空き家を探しては、地図にマークをつけ、法務局で持ち主を調べる・・・
一夏をそんな風に近所の空家マップを作って過ごしました。

世の中には自分と違って、ありあまる場所を持っていて、
眠らせたままにしている人が意外と多いことを知り、
たとえ使っていなくても、借りるということは、
なかなか難しいものだということがわかりました。

ある路地の裏を回ったところで、
背の高さほどの雑草に埋もれた
庭付きの家を見つけました。




調べてみると大家さんは90歳のおばあさんでした。
お願いしてみるとなんとも快く
僕のお願いした条件で貸してくださることになりました。
このおばあさんのおかげで、
新しいタイプの水槽の開発をぐっと加速することができました。

想芸館では、この場所を別荘実験室と呼んで、
今も使わせてもらっています。
裏手が山なので、しょっちゅうムカデが出たり、スズメバチが巣を作ったりしますが、
それさえ気にしなければ、なかなか居心地のよいところです。

浮遊体は物置で生まれた

新工房の建設の話の前に、
これまでの工房を紹介してみたいと思います。

さて、この小さな、3畳一間の物置小屋は、
浮遊体アートの発祥の地です。



ここに小さな作業机と手作りの製作工具や
一回に数体の小さな浮遊体しか造ることのできない、
小さな設備を運び入れて、
一人で試行錯誤しながら制作していました。

今は、浮遊体の試作品置き場になっています。



まあ、こういった場所をTV取材のときとかに、
僕は普通に見せてしまうのです。

そのときTVで紹介されたビデオを、
浮遊体アートに興味を持ってくださった、
あるデザイナーに見てもらったことがあります。

世界10大デザイン事務所に選ばれたことのある、アランチャンデザイン
のアランチャン氏です。

「あなたは、素晴らしいものを作っているのだから、
紹介の仕方を工夫したほうがよくはないですか?
夢のあるものを作っているのだから、
夢のあるところで作っている、そういう見せ方をするのが
大事なのではないですか?」

確かにそうです。

まあ、でも、趣味からはじめて、ものを作っていくのに、
とても恵まれた人でもない限り、贅沢な場所は望めません。

こういう物置小屋からはじめていく、
これが現実です。

つかみどころのない略歴

浮遊をキーワードに略歴を書いてみましたが、
ほんとうにつかみどころのない生き方をしているなあと思う。

この浮遊略歴に、普通の履歴書を重ね合わせてみるともっと、わけがわからなくなる。

●大学は工学部の資源工学科というところを卒業(砂漠で石油を掘ったりすることを教える学科)
●その後、電気メーカに入社 エネルギー関連の研究所に配属される
●研究所で人工筋肉関連の研究テーマを立ち上げるものの数年後打ち切り
●退職後、美術ギャラリーと飲食の複合店舗 浮遊代理店を立ち上げる



その後、浮遊体アートをメインの仕事にしていくのだけれど、
夜更けにふと、どうしていま自分は、こういう仕事をしているのだろう・・・
と思うことがある。
数年前までほんと、浮遊体アートを作って生きているなんて、思いもよらなかったですから。

まずは念じることから・・・


浮遊体アート美術館を作りたい!!

ずいぶん前から、ずっと思ってきました。

最初に、この浮遊体の原始材料の端っこに
バリみたいについていた、ぴらっとした薄膜が、
ビーカーの中で揺れながら落ちるのを見て、
なんてきれいなんだろう・・・と思ったんです。

はじめのうちは、不細工なもの作り続けて・・・

えぇ?? こんにゃくつくってんの??」

「はぁ?? 趣味もほどほどにしときや!!」


言われながら、
できるに違いない、
見たことのない世界、
見せたい伝えたいものは、
もう、わさわさわさと頭の中にわきあがってきていて・・

浮遊体アート美術館、絶対にできるはず!!

うまく伝えられない自分がもどかしい。

でも、伝えられないなんて、言ってはいられない。
アートはコミュニケーションだと思うのですよ・・・
伝わらないアートは、自分のなかで発酵していくだけだし・・・

でも、人に伝える前に、まずは自分に本当に伝えないと・・・

と、いうことは・・・
まずは念じることからなんですよね。

浮遊体アート美術館作るぞ!!!
浮遊体アート美術館作るぞ!!!
浮遊体アート美術館作るぞ!!!


「おまぇさあ・・・ちょっとやばい宗教家っぽいとこあるよなあ」

親友にそう言われるのですが・・・





まずは僕の浮遊歴を・・・


まずは僕の浮遊歴を・・・

<奥田エイメイ浮遊歴>

「人体」「言語」「日常」「空間」「物体」の
浮遊をテーマに活動中

1970年  大阪万博で動く歩道に乗り興奮を味わう

1980年頃 はしごに登り非常なる興奮を味わう

1990年頃 「人体の浮遊」ロッククライミングに熱中する 

その後5大陸最高峰を目指し、
ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカに遠征。
浮遊に必要な術はすべて山で学んだ

1992年頃 「言葉の浮遊1」小説を書く

<うたたね>、<まなざし>、<南島物忘れ紀行> 

1995年頃 「言葉の浮遊2」芝居の戯曲を書く

<耳かき屋ひゃん>、<移動観覧車>、<戦湯番台ジャック>
演劇実験室「浮遊代理店」を結成

1999年  「日常の浮遊」学生下宿を異空間に変換する「四畳半くねりバー」を運営

2000年  「空間の浮遊」「四畳半くねりバー」を奈良に移転、
「工事現場バー」を経てカフェ&バーinギャラリー「浮遊代理店」を開く

2001年  「物体の浮遊」浮遊体アートの制作を本格化。浮遊体アート制作工房「浮遊FACTORY」をつくる

2005年  奈良の浮遊代理店の移転先を模索中

と、いったところです・・・

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