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しばらくブログ更新しませんでした・・・


 
2008年08月11日(Mon)

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24hour I can not believe you

しばらく更新しませんでした・・・
HP担当のスタッフが腰を痛めて休んでしまい、
厳しく催促されなくなったこともあるのだけど、


仕事のブログなんで書くこと限られてくるなあ・・・
と自分で壁をつくってしまったという感じもあり。


そんなわけで、今回はちょっと私的な話を。


以前、仕事を手伝ってくれていたスタッフから、
個展のDMが届いた。


24hour I can not believe you というタイトル
「あたしは24時間ずっとあなたを信じない!」


彼女はいつもほんわかとした雰囲気で、
素敵な笑顔の人なんだけど、
このところ個展のタイトルに、
あやうさがにじみ出ていて、気になっていた。


さびしくも過激なタイトルに心ひかれて、
せめて撤収だけでも手伝ってやるかと
最終日を狙って行って来たのでした。


行ってみると、いつもと変わりない、
素敵な笑顔で迎えてくれた。
それだけで行ってよかったという感じ。


作品のひとつは、
一日24時間やすみなく、
彼女が自分でビデオカメラを握って、
日常の風景を映し出しながら、
目に映るものすべてにたいして、
「I can not believe you」
という言葉をかけていくもの。


といっても、怒りを含んだ声ではなく、
いつもの澄んだ良い声で、
24時間やすみなく
淡々とその言葉を修行のように。


その作品を見ながら、
ぽつぽつ彼女と話をしているうちに、
最初はおぼろげだった、
この作品の持っている意味が
自分なりに心に刺さってくるように感じて
ちょっと涙が出そうになった。


こういう現代アートにからむ仕事をしていると、
というか、別にそれに限らず、生きているだけで、
きれいごとではすまないことはたくさんある。


自分の行為が、
周りの人や社会から理解されなかったり、
否定されたりしても、
「I can not believe you」
呪文のように唱え続けることによって、
自分の為すことを少なくとも自分だけは、
絶え間なく信じて、行為をつむいでいく。


カメラの背後の自分に向けて、
「I can  believe me.」
声にならないつぶやきを積もらせていく。


僕は、肯定的な言葉を声に出すことによって、
自分の運命を良い方向に変えていくことができると
信じている者の一人だけれど、
こうした一見、否定的な言葉に、
こんな力を持たせる使い方があるなんて、、
今まで気づかなかった。


暑くて朦朧となる毎日だけど、
勇気の出る展示に出会いました。


ありがとう!