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こことは違う場所で・・・その3


 

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アートが土に眠る場所で考えてきたこと

仕事で行くところは都会が多いので、
奈良の工房に帰ってくると、
自然の草木がきれいだなあと
心底身にしみます。

僕のいる浮遊体アートの工房は
平城京跡の端にあって、
自転車で数十秒走ると、
もう平城京の広大な野原です。

天平のアートは遺跡として土の中に眠り、
千年以上、草や虫が支配してきた場所です。

ものつくりの仕事をしてきて、
もうかれこれ十年以上、
僕はアイデアに詰まると、
この平城京跡の草や虫の気配の中で
頭を冷やしてきました。

自分の考えが環境の影響を受けるとしたら、
たぶんこの平城京跡で考えてきたということも、
バックボーンのひとつのはず・・・
と漠然と思いながら、
つながりは明確には見えなかったのだけど、

今、進めている水中猫発生プロジェクトは、
この平城京跡だからこそ生まれたアイデアで、
たぶん、東京や大阪の都会で制作していたら
思いつかなかっただろうと思います。

一言ではうまく言えないけれど、
草や虫が自然に生まれてくるように
アート作品を作ることができないか・・・
そういう思いから生まれたプロジェクトなので。

そのつながりの部分をうまく表現したいと思い、
ビデオ作品「ジェリースキンヘッズの水中猫を探して」
を作ろうとしていて、
平城京跡を自転車で走りながら、
草や風景をビデオで撮りまくっています。