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人工クラゲオブジェで出発した<浮遊体アート>不思議系現代アートに進化中 癒しの水槽インテリアとしてレストラン・ホテル・ショールーム等で活躍しています


 

制作しながら考えていること・・・その3

レクサスの展示中なのですが、上海に行っていました。

1日目は1年前に浮遊体アートを設置したレストランに挨拶に。
オーナーの社長さん、プロジェクト責任者の方、店の内装デザイナーさんと一緒に食事。

2日目は次の現場、南京近郊の町へ施工の管理に行きました。
上海から新幹線で1時間と聞いていたのだけど、中国はちょうど正月前になるので、
上海から田舎に帰る人で満員で取れなかったとの事で、車で行くことになりました。

高速で3時間余りの道のりでしたが、
前日、はしご酒をしていたので、道中二日酔いで苦しかったこと・・・

めまいで中国の景色がムンクの叫びみたいに、
北欧の夕焼けのように真っ赤にゆがんで見え・・・
サービスエリアのまぼろしを何度も見る羽目に・・・

今回の現場はデパートで、広場のモニュメントとしておいてもらうのですが、
そのデパートの大きさがものすごい・・・

僕のよく知っているところでいうと、
雰囲気が大阪の難波パークスの感じに似ていて、
規模はパークスの数倍といった感じでしょうか。

今回は特注品なので、水槽の調整やら照明の調整を現場で合わせていきます。
上海より5−6度は寒い気候ということで、水槽も凍ってしまうので、
普段は使わない水中ヒーターも仕込みました。
雪が降る中、皆震えながら、夜2時くらいまでの作業になりました。

で、翌日は7時45分からの作業開始

海外に来るたびに、現場で働く人たちが、
ほんとよく働くことに驚かされます。

ホテルでテレビを見ていると、
エベレストを世界ではじめて登頂したヒラリーが亡くなったというニュースにびっくり。
え、亡くなったのというより、今まで生きておられたということにびっくりしました。

僕の尊敬する登山家は、みんなヒラリーより若いけれど、
すべて早くに山で亡くなっているので・・・

僕はもう山には登らなくなってしまったけれど、
仕事の本質も山登りと全く同じと思っているので、山のことはよく思い出すのです。

今自分のいる位置をきちんと見極め、
山頂の位置をよく見極めたら、
あとは一歩一歩、歩くだけです。

明日もがんばります。

写真は水槽に水を入れるのに使った、水のペットボトルの山。
なんと中国では浄水がとれなくて、こんなに大量のペットボトルの水を1本1本あけて使ったのです・・・

レクサス泉北では、2008年1月31日まで展示しています。

場所はこちらです。



制作しながら考えていること・・・その2

作りながら僕が考えていることで
いつも気になっているのが、
今の世の中でいろいろと出されているモノのレベルで見て、
よい仕上がりで出すことができているかどうかということ

アートの場合、作家の持っているコンセプトなり、
作家の個性だとか、情念だとかが問われることが多いのだけど、
そういった表現の内容以前の問題で、
良いものに仕上げられているかどうかということが気になります。

それは素材を理解して、きちんと扱えているのかという問題に通じると思うのだけれど・・・

今回、レクサスのショールームで、
最高級の車の横で展示してみて、
うちで作っている浮遊体アートはどんな風に見えるのか・・・
そういうことはとても気になります。



以前、癒し系ロボットということで、
SONYのAIBOと一緒にテレビの取材を受けたことがあって、
AIBOの横で浮遊体が泳ぐという映像が撮られたことがありました。

で、僕がいつも思うこと・・・
モノの仕上がりはどう??
プロダクトものと比べて・・・
勝てたところはある?
どれだけ負けてる???

それから、こんなことも思ってます。

どっちがインパクトあるように見えた??

それから、それから、こんなことも思っています。
AIBOにはどれだけの開発費用がかかってる?
どれだけのメンバーで作っている?
それに対して浮遊体アートはどう??

まあ、こういうことは比較にならない比較なんですよ、冷静に考えれば。

でも、僕がいつもモノつくりをしながら、考えているのは、
こういった今世紀の歴史に残るような最高級のモノに対して、
どうしたら、どういう勝負の仕方をすれば、
勝てるモノをつくることができるのかということなのです。

レクサス泉北では、2008年1月31日まで展示しています。

場所はこちらです。







制作しながら考えていること・・・その1

制作しているとき、つい忘れそうになって、

忘れてはいけない・・・と思っていることがあります。



それは素材とのコミュニケーションです。



何度か前に見てくれる人とのコミュニケーションからテーマが生まれると書きましたが、

人とのコミュニケーションと共に、使っている材料とのコミュニケーションも大事と思っています。



具体的にどういうことかというと、

できるだけその材料の特長を見つけて、

素直に伸ばしてやれる使い方をするように心がけたい・・・



素材とよく対話して、特長を伸ばしてやるような使い方をしないと、

結局、素材との付き合いも長続きしないような気がします。

僕の使っているこの樹脂の場合、

薄さやしなやかさに特長があるわけだから、

できるだけそれを生かした表現をしたい。



ギャラリーへ他の作家の作品展を見に行ったとき、

うーーんこれは、材料をイタイ使い方しているな・・・

という作品に出会うことがあります。



素材に対して思いやりがないというか、

作者のエゴを押し付けた作品は見ていてつらい感じがします。



とはいうものの、今回のハイアット・レクサスで展示した、

Beat●Red●Dotは、

素材の特長を無理なく引き出せたかというと、

ちょっと微妙な結果になったような気がします。



この素材の場合、特性がまだよくわかっていないところがあって、

どこまでやれるのか実験しながら、展覧会にのぞんでいる段階なので、

薄さ、透明感というのは、これからまだまだ試行錯誤しないといけないところです。





レクサス泉北では、2008年1月31日まで展示しています。

場所はこちらです。









2008年01月08日(Tue)

レクサスのショールームで展示します・・・その4

ハイアットの展示が終了しました。
ほんとにたくさんの方に見てもらえて、
たくさんアンケートも書いていただいて、ありがとうございました。



2年前にここで、はじめての展覧会が終わったとき、
ハイアットのギャラリーでは、とにかくアンケートの数という反響では、
これまでの展示作家の中で一番多かったということで、
ギャラリーのオーナーの方に言ってもらえたのが一番うれしかったのですが、
今回の2回目の展覧会では、
アンケートの数で前回の記録を更新できたかどうかが気になります。

搬出・搬入は、とにかく平面の作品と比べると相当の時間がかかります。
それでも今回は、車で3分程度のアジア太平洋トレードセンター内に、
想芸館の浮遊体アートギャラリーを開設していたので、
そこへのピストン輸送で対応できました。

今回は、このあとすぐにレクサス泉北内のアートギャラリーでの展示もあり、
レクサスに持っていく作品は、その日のうちにレクサスに移動して、
設置して展示という作業がもあって、現場は大忙しでした。

いつもの浮遊体の制作作業と違って、水槽の設置作業は、重量物を扱うので、
特に女性スタッフにとっては大変です。

なんとか1日でハイアットの撤収とレクサスの展示を終えて、
やれやれ、ほっと一息と思っていたら、
次の日スタッフの一人が熱出して寝込んでしまったとの連絡がありました。

実は2日前から調子が良くなかったみたいだったのですが、
熱出していたのにも関わらず、一言も漏らさずがんばってくれたみたいです。

僕は根性主義のところがあって、
ここ一番のときはどれだけ熱出しても這ってでも行くと言っているので、
スタッフもこういうとき休むと言いにくいのだろうなあ。
体壊してしまったら大変なんですけれどね・・・

でも正直言うと、
やはりこういうときに無理してでもがんばってくれる仲間がいると、
自分も気を抜くわけにはいかないというか、
とにかく、いい仕事をしようという気持ちになってきます。

ありがとう!スタッフの皆さん! 
この場をかりてお礼を。
今年も一年がんばりましょう。
水槽運びに備えて、腰だけはよく鍛えておいてね。

レクサス泉北では、2008年1月31日まで展示しています。

場所はこちらです。

http://www.gathp.com/gathp6lexusfolder/senboku.html